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2025/6/26
スライダックで電圧を徐々に上げていくと 70Vを過ぎた当たりでプロテクトが解除された
パワーアンプは良くなった様だ 100Vとしても問題無さそう
10分程通電して オフセットとアイドルを調整 ネットでサービスマニュアルが見つかったので アイドルのモニタ点が分った 20mV±1mVとなっているので30mAという事になる
合わせても其れなりにドリフトとする 極端にズレる事は無いが…
室温が高いせいもあるが 可也放熱器が熱くなる 20mV 程にしたが熱すぎるるので15mV 程に落としておいた

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AUXに信号を入れてトーンなどの動作確認
バランスVRに多少のガリがある トーンONスイッチが不安定 レバーに触れるだけでベルが大きくふらつく
その他のスイッチは大丈夫そう トーンスイッチは外からケイグが吹けないので分解するしかない
バランスVRは交換されたのかパターンの捲れが見られる

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レバースイッチの接点は真っ黒
掃除して接点グリスを塗っておく

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バランスVRは外してケイグを吹いておく
ロータリースイッチも掃除しておく

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プリアンプ M Cヘッドアンプにも調整箇所がある

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一通りの調整が終わったので 音出し確認をしていると問題発生
CDを聴いていると突然音が消えた パネルを見るとプロテクトが働いたのか ランプが点滅している
慌てて電源を切ったが パワーアンプ放熱器は程よく暖まっていて 特に異常無さそうだが…
再度電源を入れると 何事も無く動作している
プロテクトが働いた時には異常なクリック音など出ず リレーが落ちる プロテクトが働く位なら可也のかの異常な音が一瞬でも出ると思うが
プロテクト回路を見ると 出力のオフセット電圧検出と過負荷検出していて 異常時SP接続リレーを切る様だ 過負荷の場合はSCRでリレーOFF状態を保持するようになっている様だ 電源再投入でリセットされる 殆どの機種では過電流の場合 終段をカットオフする事が多いが…
オフセットの大きなズレは起きていないので プロテクトが動作したのは SCRの誤動作か? 回路図にはゲートにノイズ対策としてのコンデンサの記載は無いので コンデンサを入れてみるかと プロテクト基板を見ると C606 としてゲート GND 間にパターンが設けてあるが 未実装となっている 通常はゲートに C は入れるものだが… マイラコン入れて様子を見てみる
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再度音出し
CD 1枚を聴いてみたがプロテクトが働くことは無く SCRゲートの C の効果があったのか思っていたが あくる日又プロテクトが働いた
その後はプロテクトが働く頻度が多くなった気がする 何処かに問題が在りそう
音を出さなければ プロテクトは働かず 可也放熱器が熱くなっていても動作している
入力信号で回路が煽られるとプロテクトが働くのか?ケミコンが怪しい気がしてきた…
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パワーアンプ基板上のケミコンを全数外して確認してみた
容量抜けは起きていないがリーク電流が若干増加している物ががある
この際交換しておいた方が良さそう 注文しておいたニチコンのFGが届いたので取り付け
序にハンダクラックの再確認 明確なクラックは無さそうだが ハンダ量の少ない箇所多く 気になるので追いハンダしておく
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気になる箇所は処置したのでプロテクタの SCRをONさせるゲート信号は左右がORとなっているので 何方のchで発生するのかモニタしながら音出し 1時間以上CDを聴いていたがプロテクタが働く事は無かった 良くなったか?何日か動作させてみる
明確な原因はよく分からないので何かスッキリしない TA-F333ESAの時の様になってきた
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暫くオシロを見ていてもプロテクトは起きないので CDを再生しながら メモハイでSP出力と左右SCRゲート信号をモニタして放置
CD1枚分はモニタ出来る設定 これを何回か繰り返して様子を見る 二日目にアンプは正常に動作していたが 想定外のメモハイが故障 モニタ出来なくなった 仮に過負荷のゲート信号が出ずにプロテクタが働くのであればSCRの誤動作(不良)になるが モニタ結果次第になる 早く早くメモハイを直さなくては
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